ボトラー廃人?『僕の見たネトゲ廃神』執筆後インタビュー
 
> トップページへ戻る
 

—— 執筆、お疲れさま。

西村 どうも。

—— この時期、初版2万5千部はかなり凄いけど。

西村 そうですか。出版は初めてなんで実感がわかないですね。2万5千部だと、けっこう書店に並ぶんですか?

—— チェーン店なんかはほとんど並ぶはずだけど。

西村 すごいですね。

—— 今回出版の本の執筆は、大変だった?

西村 めちゃくちゃ大変でした。

—— どういうところが?

西村 人に会って話を聞いたりとか、そういうのは楽しかったんですけど、あんまり長い文章とか書いたことがなかったんで、書けない日とかは、すごい大変だった。それでも締め切りとかあるし。発狂寸前のときも。 気分はキーボードクラッシャーですね。

—— かなり精神的にも来た。

西村 かなり自分自身のナイーブなところも無理して書いたんで、恥ずかしいんですけど、書きながら泣いたりもしたんですよ。

—— それは家族のこととか?

西村 まあ、そうですね。昔のこととか思い出して。

—— 中学校とかほとんど行ってなくて、これだけ文章が書ける人というのも珍しいと思うけど?

西村 もともと本読むのは好きで、小学校6年ごろから、もっぱらラノベばっかり読んでました。

—— ラノベ(ライトノベル)は、どんなのが好き?

西村 橋本紡さんの「半分の月がのぼる空」とか、支倉凍砂さんの「狼と香辛料」とか、割と好きですね。片岡ともさんの「narcissu(ナルキッソス)」とか、西川真音さんの「零と羊飼い」なんかは、3回ぐらい読み返したほどです。

—— 西村君は、すごく物知りだけど、ほとんどライトノベルの知識?

西村 というより、インターネットですかね。ネットでは、何でも調べられるし、身に付くし。

—— ネットが無いと生きていけない世代?

西村 逆に、ネットが無い時代って、どうやって生活してたかわからないんですよ。

—— 西村君は、演劇にも関心あるとか?

西村 あります。

—— いつごろから?

西村 2年前に「モエプロ」という劇団のホームページを見たのが最初で、「モエプロ」が出演している「15 minutes made vol.2」を見に行ったのが演劇にはまったきっかけです。「15 minutes made」というのは、6劇団がそれぞれ15分ずつ演劇をやるので、いろいろ楽しめるんです。1年前に、そのシリーズで、「15 minutes made vol.5」で出演した「青☆組」という劇団の「恋女房」という作品を見て、はまっちゃいました。一週間位過ぎてから、自分もその「青☆組」のスタッフになりたい、というメールを送ったんですよ。そうしたら来てくださいということになって、今、いろいろ手伝いなどをさせてもらっています。スタッフと言っても、制作補助で、買い出しとか準備とか撤収とか、受け付けの手伝いとかですけど。

—— 無給で?

西村 はい、やりたいからやってるだけなんで。

—— どのくらい手伝っているの?

西村 バイトが休みの日に、たまたま時間が取れれば、手伝いに行くという感じです。

—— 将来、演劇をやってみたい?

西村 そうですね。まだ演劇のこと何もわかってないんで、やらさせてもらえるなら、いろいろやってみたいです。制作なども関心ありますし、役者にも関心はあります。
みんな大学の演劇サークルなんかで勉強している人も多いんで、僕なんかそういうのをちゃんとやってないんで無理かもしれない。中卒だし。

—— 自虐的だね?

西村 いや、まーそれも、客観的に見たら事実なんで、よくも悪くも、中卒だし。

—— 「非モテSNS」のこともやってるとか?

西村 はい。「非モテSNS」というのは、モテない人のためのSNSで、モテない人が傷をなめあったりするのがコンセプトで。ニュースサイトで、そこの「公式オフ」のレポートを読んで、めちゃくちゃ楽しそうだなと思って、普通に参加してみようと。そこからですね。

—— 西村君は、モテない?

西村 小6からほとんど学校行ってないんで、彼女つくったことないですし。

—— 誰か、傷を舐めてくれた?

西村 まわりもなんか、同じような人ばっかりで、最近、その状況が普通になってきて、何が傷なんだか、わからなくなってきました。

—— その状況っていうのは?

西村 まわりもモテない人がほとんどだし、リアル魔法使いみたいな人も割といるんで。

—— 魔法使いって?

西村 30歳過ぎて童貞っていうか。

—— 西村君も童貞だよね?

西村 まあ、そうですけど。

—— 魔法使いめざしてる?

西村 意図的にめざしているわけじゃないけど、結果的にそうなりうるかもしれないかな、と。

—— モテそうだけど?

西村 いやあ、ただ「非モテ」では、モテ男とかモテ女とかは強制退会になるんで。僕は、「非モテ」好きだから、もうちょっとこのSNSにいたいなぁ。

—— 彼女できたら、非モテとどっちを取る?

西村 それは、やっぱり彼女かな。どのみち強制退会だし。出会いがないから、そういう面では、学校行っとけばよかったかなあと(笑)。

—— その「非モテSNS」も手伝ってる?

西村 そうです。去年、スタッフにしてもらったんですけど、やっぱりオフ会の企画なんかを主に手伝っているだけです。すごく面白い SNSなんで。

—— けっこうリア充なんじゃない?

西村 ここ半年ぐらいは、けっこうリア充かも。幼稚園以来のリア充かな。

西村本気
 
 
廃神
僕の見たネトゲ廃人
 
 
西村本気
 
 
 
 
 
 
 
 
モエプロ
モエプロのサイト
 
 
 
青組
「青☆組」のフライヤー
 
 
 
 
 
西村本気
 
 
 
 
 
非モテ
「非モテSNS」
 
 
 
西村本気

—— 今回の『僕の見たネトゲ廃神』の読み応えは、著者から見て、どのあたり?

西村 僕 は、やっぱりマビノギというMMORPGの廃人なんで、マビノギの話でしょうか。とち狂っていたころとか。軽く笑いながら読んでもらえれば……。ただ、正 直なところ、僕は書きたいように書いただけで、それがどう読まれるかというのは、わかんないですね。ボトラー廃神とかも面白いと思うけど。

—— FF11ボトラー廃人の安藤さん?

西村 そうです。マートキャップ持ってて18ジョブカンストだから、わりとFF11をやってる人でした。僕は計7回会いました。かなり籠っていた期間が長かったので、人と話すのも久しぶりだったみたいで、最初は、かなり緊張されてたようでした。

—— 西村君から見て、どんな人?

西村 すごく誠実な人ですね。それと勉強家かな。本棚にも、ネトゲの本はもちろん並んでましたけど、「科学する麻雀」とか、「目からウロコの漢字の本」とか、「嘘つきは殺人のはじまり」とかが並んでました。あとは、江戸川乱歩の「月と手袋」とか「数の不思議」とか。

—— 部屋とか、すごかったり。

西村 本にも詳しく書きましたけど、最初はちょっと部屋とか、匂いとか、いろいろとキツかったんですけど、だんだん慣 れてきて、究極こういうのもありなのかなと思いましたし。行くたびに、だんだん片付いていくんですよ。ネズミが多いらしくって、あちこちネズミ取りが置い てあって、食べ物とかもネズミに食べられるからって、洗濯吊るしに吊ってありました。

—— 生活の知恵。

西村 そうですね。実際に使っているボトルも見れたし、いろいろ印象深い人でした。

—— 使用済みボトル。

西村  衝撃でしたね。都市伝説的には知っていたけど、まさボトラーだったとは。

—— ボトラーって言ったって、ボトルに、おしっこするだけでしょ?

西村 いやー、フツーやらないでしょ。

—— やったことない?

西村 ないない。僕は、ないっすよー。でも、安藤さんは面倒くさいんでボトルにしてるとか、さらっと言うし。「普通にしますけど」みたいな感じで。そこが凄い。

—— 彼にとっては、ボトルが普通なんだ。

西村 ですねー。

—— ボトルに実演してもらわなかった?

西村 いや、さすがに…。目の前でされても困るし。結局、僕はボトルにも触れなかったんですよ。

—— わかる。

西村 あと、けっこう貼ってあるものとか面白かった。冷蔵庫とかには、モンスターの現れる時間とか書いてあったり、「チャレンジ大魔王」のポスターとか思わず凝視してしまいました(笑)。

—— 今、西村君がやりたいことって?

西村 高校を中退したんで、オヤジから、入学金とかの40万返せって言われてるんで、働いて、さっさと返したいと。あと、5年位前からずっと絵を描きたいと思ってて、時間できたら絵を描きたいです。

—— どんな絵?

西村 僕みたいな萌え豚が喜ぶ絵。

—— 萌え豚なの?

西村 残念ながら。

—— 本が売れるといいね。

西村 あざーっす。

2010.01.16

-----------------

序章 

第1章 僕のいた世界               

・容赦ない現実と、甘えられない悲劇
・インターネットは温かい。間違いなく裏切らないし
・話し相手ができただけでもうれしい
・退屈できない世界の住人
・人から好かれたい。金持ちになりたい。ちやほやされたい
・体がぶっ壊れた。そういや学校に行ってないや
・さらば、リアル廃人!
・廃神になれなかった僕


第2章 僕の見たネトゲ廃神 
        
僕と廃人の日常
・「ベッキー」と「伝説の廃神」
・マビノギ内のマッドサイエンティスト
・八時間も楽器弾いてる変な人! でも、それで強くなるらしい……
・卒業式にコスプレで鍋を囲む京大に憧れる! ……僕は中卒だけど
・イケメン、小学校の先生がまさかのネトゲ廃神
・私ほど強い人はいない
 娘を抱きながらネトゲ、まわりもみんなそうだから
・ネトゲは寄り道、そこで出会った彼氏に励まされ、大学院を目指す
・ひげがへそまで伸びて、週に一食で生活
・仙人生活で気がつけば世界ランキング十九位の廃神
・FF11じゃマートキャップ装備、リアルではペットボトル装備
 マジでいた、ボトラー廃神!

第3章 もう一つのネトゲ戦争 
         
・町をうごめく黄色い集団、運営会社をこらしめろ!
・喜べない新作と抗争
・キャラクター育成ビジネス
・RMTは悪か? 月収が札束のプロ集団も
・ダメ人間図鑑「晒しスレ」
・ゲーム恋愛と下半身直結厨! ……って何?

第4章 リアル人生大逆転
      
・頑張らないために必死な日々
・リアル転生、最強の僕へ
・ネトゲ廃人卒業式

 

著者/西村本気(にしむら もとき)
単行本/224ページ
サイズ/四六版 
装丁/ソフトカバー
予価/1260円
出版社/リーダーズノート (2010/1/30)
発売店/全国書店
ISBN-10: 4903722171
ISBN-13: 978-4903722177

書店発売日/2010/1/30



 
 
 
廃神
Andou廃神の拠点
 
 
ボトラー
Andouさん専用ボトル
 
 
 
FF
ボトラー
Andouさんネトゲメモ
 
 
 
 
ボトラー
ポスター
 

 

> トップページへ戻る

 
トップページ 目次を見る 出版社からのメッセージ 会社概要 お問い合わせ
 
電車・バスでご来場の方